ヤクルトは乳酸菌飲料の販売が落ち込む

ヤクルト本社は14日、2026年3月期の連結純利益が前期比2%増の465億円になる見通しだと発表した。従来予想から10億円上方修正した。乳酸菌飲料の販売の落ち込みなどで営業利益は下振れするものの、政策保有株の売却益が利益を押し上げる。1株66円の年間配当予想は据え置いた。

売上高は2%減の4895億円、営業利益は12%減の485億円と、従来予想からそれぞれ55億円、50億円下振れする。国内で主力の乳酸菌飲料の販売が振るわない。米州地域では米国の関税政策の影響などによる消費者の購買意欲の低下により、乳製品の販売が計画を下回る。

同日発表した25年4〜9月期の連結決算は売上高が前年同期比5%減の2411億円、純利益が11%減の245億円だった。

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