
岩手銀行は14日、2026年3月期(今期)の連結業績を上方修正した。連結純利益を82億円と従来予想の75億円から7億円引き上げた。政策金利上昇により国債などは償還損となるが、貸出金利息や有価証券利息配当金などの増加が補う。
株主還元方針の変更も発表した。それに伴って今期の年間配当を192円(中間・期末各96円)と従来予想の135円(同各67円50銭)から引き上げる。前期実績は年125円だった。
同行は今後、「累進的配当を基本とし、連結純利益に対する配当性向は40%以上」とする。「株主還元の一層の充実で企業価値向上を図る」(岩山徹頭取)という。これまでは「年70円の安定配当を維持し、配当性向は30%を目安」とする方針だった。
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