
三菱重工業グループで業務用空調機を手掛ける三菱重工サーマルシステムズは、磁石の力で圧縮機内の回転シャフトを浮かせる方式を採用したターボ冷凍機の受注を日本市場向けに開始したと発表した。従来の冷凍機に比べてメンテナンスの負荷が低減し、運用効率も高まる。
新開発のターボ冷凍機「ETI-N」シリーズが採用した「磁気軸受方式」では、磁力で回転シャフトを浮かせて支持する。潤滑油を使用せず摺動(しゅうどう)部品の摩耗が発生しないため、従来の冷凍機で必要だった定期的な潤滑油の交換が不要となりメンテナンスの負荷が軽減する。また、油ポンプを起動させる手順や潤滑油による油膜形成の時間も不要になるため、ターボ冷凍機を迅速に起動できるという。
冷凍能力は150〜700冷凍トンの小・中容量モデルとなる。冷凍機本体上にインバータを標準搭載したコンパクトな設計で、搬入・設置工事の負担を軽減する。エネルギー消費効率を表す定格COPは6.4、省エネ性能の評価を表すIPLVは9.1。ノンフロン扱いの冷媒を採用して環境負荷の低減にも配慮した。
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