決算内容を説明する山下真弘専務(14日、徳島市)

阿波銀行が14日発表した2025年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比14%増の82億円で過去最高だった。貸出金利息と有価証券利息配当金が増えて資金利益が伸びた。本業のもうけを示す単体のコア業務純益(投資信託解約損益を除く)は28%増の107億円だった。

26年3月期の連結業績予想は純利益が145億円とし、従来予想から5億円上方修正した。資金利息の増加や日銀による追加利上げを踏まえた。

中間配当は従来予想から10円引き上げ1株当たり60円とした。期末配当予想は10円引き上げ60円とした。年間を通じた配当は従来予想から20円上乗せした120円を計画する。

27年度を最終年度とする経営計画の修正も発表した。27年度の単体での純利益を120億円以上から180億円以上に引き上げた。純利益ベースの自己資本利益率(ROE)は4.2%以上から5.0%以上にする。政策金利の上昇や、25年3月期の業績が目標を上回ったことが要因だとした。

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