協和キリンは14日、急性骨髄性白血病の治療薬「コムジフティ」(一般名ジフトメニブ)について、米食品医薬品局(FDA)から承認を取得したと発表した。11月中にも出荷できる見込み。
急性骨髄性白血病は血液がんの一種。コムジフティは特定の遺伝子変異を持ち、がんが再発したか標準的な治療では治らない成人患者向けで、1日に1回経口投与する。標準的な治療よりも高い効果があると臨床試験(治験)で確認した。
医薬品開発の米クラ・オンコロジーが研究開発し、協和キリンはクラ社と提携して開発と販売を手がける。3月にはFDAへ共同で承認申請していた。
今後は治療の早期段階にある患者への治療効果を示すことを目指す。9月には米国で、薬物治療をまだ受けていない急性骨髄性白血病患者向けの治験を始めた。
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