コナカが14日発表した2025年9月期の連結決算は、最終損益が4億7800万円の黒字(前の期は30億円の赤字)だった。前の期に比べ減損損失が減ったことなどが寄与した。経常損益は3億4500万円の赤字(前の期は11億円の赤字)で金融機関と結ぶシンジケートローン(協調融資)契約などに関わる財務制限条項に抵触した。
同社は「連結の経常利益をシンジケートローン組成時の計画値の90%以上に維持すること」などという財務制限条項を設けていた。ただ「今後も主要取引銀行より継続的な支援が得られると考えている」として25年9月期の業績への影響は軽微としている。
売上高は前の期比12%減の554億円だった。主力のファッション事業の売上高は13%減だった。子会社のサマンサタバサジャパンリミテッドの海外子会社の1社を連結から外したことや、不採算店舗の整理で売り上げが落ち込んだ。
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