
OKI傘下のOKIサーキットテクノロジー(山形県鶴岡市)は17日、プリント基板の開発工程で使う技術を新たに開発したと発表した。基板の中で電気信号をやり取りする際に生じるノイズの状況を再現しグラフで表すことで、基板の構造や製造工程を改善するのに役立てる。
主にデータセンターのサーバー向けに使う、層を多く積み重ねた3次元構造のプリント基板の開発を想定する。プリント基板は電子部品や半導体などを載せて電気を通す役割を担う。基板の層を重ねると電気信号のノイズが発生しやすくなるため、新技術を使って開発時に基板の構造を検証する過程が重要となる。
新開発した技術は、自社のプリント基板の開発工程向けに活用する。データセンター向けの基板では、生成AI(人工知能)への対応から伝送速度を上げるべく層を積み重ねた製品の引き合いが強いという。
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