17日の米ニューヨーク株式市場で、主要企業でつくるダウ工業株平均は3営業日続落し、前営業日の終値より557.24ドル(1.18%)安い4万6590.24ドルで取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げへの期待が後退し、一時は700ドル超下落する場面もあった。

 17日は金融やハイテク関連など幅広い銘柄が売られ、アメリカン・エキスプレスが4.46%、IBMが2.79%、セールスフォースが2.72%下落した。19日に決算発表を控える半導体大手のエヌビディアも売りが広がり、1.88%安となった。

 FRBのジェファーソン副議長は17日の講演で「リスクのバランスの動きは(景気を刺激も抑制もしない)中立金利に近づくにつれて、ゆっくりと進む必要性を強調している」などと話した。追加利下げに慎重な姿勢を示したと受け止められ、利下げ観測が後退し、売りにつながった。

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