北陸電力は18日、9月26日から停止していた敦賀火力発電所2号機(福井県敦賀市)の運転を再開したと発表した。ボイラー内部にある配管に穴が開き蒸気が漏れ出ていたため、配管を交換した。停止による2026年3月期の通期業績への影響について北陸電は「マイナス要因にはなるが正確な算定はまだできていない」としている。

敦賀火力発電所2号機は北陸電の主力発電設備の一つ

敦賀火力2号機の出力は70万キロワットで、七尾大田火力発電所(石川県七尾市)2号機と並ぶ同社の主力電源。1本の配管に開いた穴から高温の蒸気が漏れ出し、他の配管に当たり続けたことが主因で計4本で穴が開いた。最初に開いた穴は過去の点検で溶接して塞いでいたが、完全に溶接し切れていなかった。

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