減損の影響を除いた場合は最終黒字だが大幅な減益だった=ロイター

中国ネット大手の百度(バイドゥ)が18日発表した2025年7〜9月期決算は、最終損益が112億元(約2400億円)の赤字(前年同期は76億元の黒字)だった。減損損失が響き、主力のネット広告も低調だった。

資産の減損として162億元の一過性費用を計上した。決算資料には中核事業の資産グループが対象とのみ記し、詳細は明らかにしなかった。減損の影響を除いた場合の最終損益は26億元の黒字で、前年同期比66%減の水準だった。

売上高は前年同期比7%減の311億元だった。ネット広告を含むオンラインマーケティング事業が18%減の165億元と苦戦した。落ち込み幅は前年同期よりも12ポイント広がった。人工知能(AI)関連事業などの伸びで補えなかった。

何海建・最高財務責任者(CFO)は決算資料で「AIクラウド事業が着実に成長し、オンラインマーケティング事業の落ち込みによる影響を和らげた」とコメントした。

【関連記事】

  • ・アルファベット、7〜9月3割増益 四半期売上高初の1000億ドル超
  • ・アリババと百度、AI学習に自社設計の半導体 米メディア報道
BUSINESS DAILY by NIKKEI

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。