吉本興業は18日、中国・上海で20〜22日に予定していた公演の開催を中止すると発表した。理由は「やむを得ない事情」としているが、高市早苗首相の台湾をめぐる発言による日中対立の影響を受けての対応とみられる。

吉本興業は現在開催中の「上海国際コメディフェスティバル」において、吉本新喜劇のほか、漫才やコントなどを披露する全4公演の開催を予定していた。

日中関係の悪化の影響が文化やエンターテインメント関連にも広がっている。中国メディアは17日、中国で予定されていた複数の日本映画の公開が延期されたと報じた。延期が決まったのは12月6日に公開予定だった人気アニメ映画「クレヨンしんちゃん」の最新作などだという。

【関連記事】

  • ・日中、高市早苗首相の答弁巡り応酬 北京で外務省局長が会談
  • ・中国旅行会社、日本ツアー新規販売中止も 日中対立でビジネスに余波
関西セクショントップページはこちら

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。