電通グループは14日、2025年12月期通期の連結最終損益(国際会計基準)が754億円の赤字(前期は1921億円の赤字)になる見通しだと発表した。従来は100億円の黒字を見込んでいたが、海外事業の不振で一転して3期連続の赤字に転落する。同事業で従業員の約8%にあたる約3400人を削減する方針も示した。
売上高にあたる収益は2%増の1兆4332億円になる見通し。従来予想を608億円下回る。米州とEMEA(欧州・中東・アフリカ)でのれんの減損損失として860億円を計上し、営業損益は35億円の赤字(前期は1249億円の赤字)を見込む。
25年12月期の中間配当は無配にする。不振が続いている海外拠点の本社やバックオフィス部門でリストラを進める。
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