
米ウーバーテクノロジーズ傘下のウーバージャパン(東京・港)は19日、東京都や大阪府など22都道府県で個人間の荷物配達サービスを始めたと発表した。同社の配車アプリ上で注文し、料理配達のウーバーイーツの配達員が一緒に運ぶ。人手不足が進むなか、ラストワンマイルの配送需要に応える。
ウーバーはこれまで国内で店舗向けの荷物配送を手がけていたが、個人間の荷物配達は初めて。
13キロメートル以内の近距離で個人同士で荷物を届けるサービス「Courier(クーリエ)」を始めた。ウーバーは日本全国で稼働中の10万人以上の配達パートナーを抱える。プレゼントや忘れ物、書類など8キログラムまでの荷物を運んでもらう。
トラブルを防ぐために送り主の身分証明書などを事前に審査する本人確認機能を設けた。高額品や危険物のほか、他の荷物に安全や衛生の面で損害を及ぼす物品など同社のガイドラインに違反する荷物は受け付けない。

料金は最初の1キロメートルが890円で、以降は1キロメートル当たり100円を加算する。2024年12月以降、広島県での実証実験などを経て、このほど主要都市でのサービス開始に乗り出した。今後は全国展開を目指す。
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