
中部電力子会社の中電不動産は19日、愛知県岡崎市中心部にオール電化の15階建ての分譲マンションを建設すると発表した。建物の省エネ性能の向上と太陽光パネルでの自家発電により、年間の1次エネルギー使用量を50%以上削減する。
マンションは名古屋鉄道の東岡崎駅から徒歩7分の立地に建設する。総戸数は82戸で、2026年夏ごろの販売開始、28年3月の竣工・入居開始を予定する。総事業費は33億円超を想定し、国と岡崎市から合わせて6億円超の補助を受ける計画だ。
高層マンションでは階数に対して太陽光パネルを設置する屋上の面積が限られるため、自家発電が太陽光のみのオール電化で50%以上の使用量削減を実現することは難しいとされてきた。中電不動産は太陽光パネルの配置を工夫するほか、通常は深夜に稼働する家庭用の電気給湯器を日中に使い、エネルギーをお湯として蓄熱する仕組みを構築したという。
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