決算発表する日本生命保険の赤堀直樹副社長(20日、東京都千代田区)

日本生命保険から銀行への出向者が出向先の内部情報を無断で持ち出していた問題で、赤堀直樹副社長も減給処分を受けていたことが分かった。20日に都内で開いた記者会見で、不正があった当時の担当役員として減給処分の対象となったことを自身で明かした。「再発防止に向けてしっかり対応していく」と述べ、陳謝した。

日本生命は18日、同社や子会社のニッセイ・ウェルス生命保険で計1500件超の不適切な情報持ち出しがあったと公表していた。同時に担当役員らの減給処分も発表したものの、対象者の名前や減給幅などは開示できないとしていた。赤堀氏も自身の減給額や期間については明らかにしなかった。赤堀副社長のほかに岩崎貢専務も減給となった。

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