
【ニューヨーク=西邨紘子】9月に大規模な火災が発生した米フォード・モーターのアルミニウム大手ノベリスの米国内の工場で20日、再び火災があった。米メディア各社が報じた。主要な取引先の相次ぐトラブルでフォードの生産に影響が出る可能性がある。
火災はノベリスのニューヨーク州オスウェゴ工場で発生した。同工場では9月の火災から復旧作業を進めていた。
ノベリスはインドの非鉄金属大手ヒンダルコ・インダストリーズの傘下企業。フォードの主力のピックアップトラック「F-150」などにアルミ部材を供給する。
フォードは10月、ノベリス工場の火災の影響で、ピックアップトラックの生産が影響を受けており、再開が2026年になると発表した。また、関連費用として25年通期に最大20億ドル(3140億円)の費用を計上すると発表していた。
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