十八親和銀行は旧親和銀行本店本館に佐世保本店営業部や本部機能を置いている(長崎県佐世保市)

長崎県佐世保市にある「旧親和銀行本店本館」と「旧親和銀行本店懐霄(かいしょう)館」の建物が国の登録有形文化財となる見通しとなった。文化審議会が21日に文部科学相に答申した163件の建造物に入った。戦後を代表する建築家、白井晟一の代表作で、建築ファンが訪れている。建物を保有する十八親和銀行は今後一般公開や地域イベントでの活用を検討する。

十八親和銀行は旧親和銀行本店懐霄館を会議室や食堂として利用している(長崎県佐世保市)

同行の佐世保本店営業部などが入る本店本館は1967年、懐霄館は75年の建設。 懐霄館は長崎の諫早石を用いた搭状の構造で知られている。山川信彦頭取は「地域の歴史と文化を守ることも重要な責務。大切に使い続け、地域の皆さまにその価値を知っていただけるよう努める」とコメントした。

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