
自動運転技術を手がけるティアフォー(東京・品川)は21日、開発初期の利用を想定したテスト用車両のデモ走行を公開した。同社が開発を主導する自動運転用ソフトウエアをあらかじめ備え、複雑な設定無しですぐ利用できる。自動運転への新規参入を目指す企業などの利用を想定し、開発期間の低減などに役立てる。
東京都大田区の物流施設で「DTVキット」と呼ぶ車両を公開した。外装は骨組みがむき出しのカートのような構造で、最高時速は時速60キロメートル。最低限のセンサーやカメラを備え、納入先で必要に応じて追加できる仕様とした。
価格は非公表で、私有地での開発目的の使用を想定する。自動運転の開発時には、まず市販車を購入して追加の部品をそろえたり、設計を変更したりするなどコストや開発期間の面で課題があった。参入障壁を低くして開発を支援する。
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