
豊田通商はアフリカ西部のカーボベルデ共和国で海水淡水化プラントの建設事業を受注したと発表した。事業総額は約152億円で、2028年の完成を予定する。同国は降水量が少なく地下水資源も限られる一方、経済発展で水需要が拡大しているという。アフリカの淡水化プラントの受注は22年のセネガルに次いで2例目。
カーボベルデは大西洋の島国で、人口の約半数がサンティアゴ島に住む。今回受注したプラントは島の北部に1日5000立方メートル、南部に1万立方メートルの海水を処理できる容量。濾過(ろか)や浸透圧の原理を使って淡水化する。水を供給する送水網や貯水タンクも新設する。
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