ニコンの産業用ロボット向けカメラシステム(イメージ)

ニコンは26日、産業用ロボット向けカメラシステムの新製品を発売したと発表した。自動車などの生産ラインで稼働するロボットアームの「目」としての役割を果たす。小型・軽量の設計で不規則な動きにも対応する。生産現場の省人化需要を取り込む。

新製品「NSE-L-1」は安川電機やファナックなどが手掛けるロボットアームを制御する。ベルトコンベヤー上での作業に活用する。小型・軽量で取り付け位置を柔軟に設定でき、アームの動きを妨げない。対象物を追従する機能があり、コンベヤーの速度が急変しても対応できる。カメラとアームの制御システムが一体になっている。

ニコンは長年のカメラ開発で培った画像処理技術を応用し、2024年にロボット向けカメラ分野に参入した。新製品でラインアップを増やし、多様な需要に応えていく。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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