
リコーの国内販売子会社のリコージャパンは26日、製造業向け在庫管理システムを手がけるネクスタ(大阪市)と資本業務提携したと発表した。リコージャパンは中小企業向けを中心にIT(情報技術)システムを販売しており、ネクスタのサービスをあわせて売り込む。
リコージャパンがネクスタに出資した。出資比率や金額は非開示。今回の協業を通じて、ネクスタのシステムを2030年までに1000社に導入することを目指す。
ネクスタとの人材交流などで、中小企業向け営業ノウハウを吸収する効果も期待する。新たなシステムの共同開発も視野に入れる。
ネクスタは製造現場での在庫や原価、生産計画の管理を支援する「スマートF」というクラウドサービスを開発している新興企業で、17年に設立された。サービス導入企業の約8割は従業員が300人未満の企業だ。
ネクスタの永原宏紀社長は同日の記者会見で「日本の製造業にはまだまだアナログな場面が多い。協業を通じてサービスを全国に展開したい」と意気込んだ。
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