
ノリタケは26日、インドの研究所と共同で工場排ガス向けの二酸化炭素(CO2)回収材を開発したと発表した。CO2を回収するためには排ガスを冷却する必要があったが、開発品は300〜400度の工場排ガスを冷やさなくても回収できる。ノリタケのセラミックの技術を活用する。開発品の実証実験も計画している。
代表的なCO2の回収方法の1つに、アミン液を用いた方法がある。アミン液は、約100度以上でCO2を脱離するため、300度以上になることが多い工場の排ガスを回収する場合は温度を下げる必要があり、冷却工程にはコストがかかっていた。
本製品の回収量は、CO2濃度が50%以上の場合アミン液と比べて2.5倍以上になる。担当者は「発電所や製鉄所などの利用を想定している」と話す。
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