
人工知能(AI)開発のプリファードネットワークス(PFN、東京・千代田)は27日、共同創業者で最高技術責任者(CTO)の岡野原大輔氏(43)が新社長に就任したと発表した。2006年の創業以来、最高経営責任者(CEO)を務めてきた西川徹氏(43)は、代表権のある会長に就任した。
役職変更は26日付で実施した。PFNは「AIを含む先端技術の研究開発およびその社会実装を加速させるべく、実行力の強化、ガバナンス向上のため」と説明する。岡野原新社長は「産業や実社会の現場で成果を積み上げ、技術を価値として社会に実装する」とコメントした。
岡野原 大輔氏(おかのはら・だいすけ) 東京大学大学院在学中の06年にPFNの前身企業であるプリファードインフラストラクチャーを西川徹氏らと共同で設立。14年にPFNを創業し、CTOとして国産大規模言語モデルの研究開発や事業化などに従事。福島県出身。43歳【関連記事】
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