東京ガスは27日、三井不動産子会社の三井ホームの埼玉工場（埼玉県加須市）に薄型太陽光パネルを置いて、電力供給する取り組みを2027年3月から始めると発表した。余った環境価値は千葉工場（千葉市）や関西工場（大阪府岸和田市）に提供する。三井ホームの国内工場の年間二酸化炭素（CO2）排出量を44%削減する。
発電事業者が顧客の施設に薄くて軽い太陽光パネルを設置して電力供給し、余った環境価値を顧客の別施設向けに提供する取り組みは珍しい。埼玉工場の屋根は重過ぎるものを載せられないので、薄くて軽い太陽光パネルを採用し、できるだけ広い範囲に設置して発電量を増やした。
太陽光パネルの容量は1076キロワットで、年間発電量は約117万キロワット時を想定する。年間CO2排出量は約506トン削減する見込みだ。
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