
松江市は27日、ソフトバンクなどと自動運転バスの実証実験を実施した。市中心部を通る4キロメートルの経路で自動運転し、安全に走行できるか確認した。バスの運転手不足で、市内でもバス路線の廃止や減便が相次ぐ。持続可能な公共交通網づくりに自動運転バスを活用する。
バスは最大29人乗り。カメラ11台と、赤外線で対象物との距離を把握する装置8台を備える。今回の実験は状況に応じて運転手が操作する「レベル2」で実施した。2027年度に特定条件下で完全自動運転する「レベル4」の認可を取得し、28年度以降の本格運行を目指す。
実験では企業支援施設「テクノアークしまね」からJR松江駅までの約4.5キロメートルを最大時速40キロメートルで40分程度かけて往復した。このうちテクノアークから途中のコンベンションセンター「くにびきメッセ」までの約4キロの区間を自動運転で走行した。
途中、見通しが悪い交差点周辺の電柱に3台のセンサーを設置。バスにデータを送って安全に右折できるかも確認した。

試乗した上定昭仁市長は「大変快適だった。交通量が多い道路も自動運転でスムーズに走り、自動運転バスに代替していける可能性を感じた」と述べた。12月にかけて市民を対象にした試乗会も実施する。
今回の事業は総務省の「地域社会DX推進パッケージ事業(自動運転レベル4検証タイプ)」に採択されている。市は24年10月にソフトバンクと事業連携協定を締結した。自動運転バスに加えて、ドローン物流の導入などに取り組んでいる。
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