
メルカリは28日、衣料品を持ち込み、在庫と物々交換できるポップアップ店を「ニュウマン高輪」(東京・港)で開業した。衣料品を交換すると、仮に新品を購入していた場合、製造・配送などで発生していた二酸化炭素(CO2)量をデジタルサイネージに表示する。環境意識を高め、中古品売買への関心を高める。出店期間は30日まで。
衣料品のフリマアプリを手掛けるdigdig(ディグディグ、東京・渋谷)、セレクトショップ大手ベイクルーズ(東京・渋谷)などと連携し、Tシャツやニット、ズボンなど300点弱の在庫を用意した。来店客が不要になった衣類を持ち込むと、汚れや破損などの確認を経て店舗の在庫と交換できる。
店舗には物々交換によって削減したCO2の総量を表示する大型デジタルサイネージを設けたほか、靴やバックの修理の相談ブースも備える。メルカリのコミュニティーマネジャーの上村一斗氏は「不要になった衣類の処分方法は廃棄だけではない。修理や交換という選択肢に触れ、そしてフリマでの出品に関心を持ってもらえれば」と話した。
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