米ウーバーテクノロジーズ傘下のウーバージャパン(東京・港)は1日、タクシーの配車サービスを全47都道府県で使えるようになると発表した。全国で利用されているタクシー事業者内のデジタルトランスフォーメーション(DX)を手掛ける電脳交通(徳島市)との協業で配車できるタクシー事業者の裾野が広がった。

1日に富山と和歌山、三重、鳥取、山口、宮崎6県の一部地域で配車依頼ができるようになった。15日に岩手と佐賀県の一部地域も加わることで、サービスの対象地域が47都道府県に広がる。25年1月1日時点では18都道府県だった。

ウーバーはタクシー事業者内のDXを手掛ける電脳交通と2月に業務提携を発表していた。電脳交通の配車管理システム「DS」とウーバーによる配車が連携したことで利用できる区域が広がった。DSは全国約2万2000台のタクシーに導入されている。

他の配車アプリではGO(東京・港)も9月に全都道府県で利用できるようになった。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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