
川崎重工業の金花芳則会長は1日、都内で開かれたサウジアラビア主導の国際金融会議「フューチャー・インベストメント・イニシアチブ(FII)」に登壇した。同社が注力する液化水素の輸送や貯蔵技術の開発を紹介した。サウジが取り組む脱炭素について「水素は技術革新の鍵になりえる」と話した。
登壇後に取材に応じた金花氏は「2年前にサウジ首脳と話した際には液化水素の活用はあまり認知されていなかったが、今回は選択肢の一つとして捉えられていた」と手応えを語った。サウジなどの中東は太陽光や風力によるエネルギーの調達価格が低い。生産した水素をアジアなどに輸送する手段の一つとして液化水素を提案する。
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