
ニデック子会社で計測機器を手がけるニデックアドバンステクノロジー(京都府向日市)は2日、人工知能(AI)開発の中国新興企業、上海感図網絡科技と提携したと発表した。電子回路基板や半導体シリコンウエハー向けの検査技術を共同で開発する。拡大する半導体市場向けに関連サービスを強化する。
ニデックアドバンステクノロジーはプリント基板や半導体パッケージの検査技術を手がける。上海感図網絡科技のAI技術を生かして、基板製造の全行程に対応する高精度な検査技術を提供できるようにする。検査装置が高度化すれば半導体製造工程の歩留まり(良品率)の改善につながる。
上海感図網絡科技は2018年に設立。AIを活用した画像処理技術を持ち、プリント基板や半導体パッケージの細かい欠陥を高精度で検出する検査装置を提供している。
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