高電圧に対応し静電容量を高めた積層セラミックコンデンサー

村田製作所は2日、電気自動車(EV)などに使う高電圧に対応した積層セラミックコンデンサー(MLCC)の量産を始めたと発表した。大きさは縦3.2ミリメートル、横2.5ミリメートルで、静電容量を従来製品から5割高めた。車載機器など向けの需要を見込む。

島根県の工場で量産を始めた。定格電圧1.25キロボルトで、静電容量は15ナノ(ナノは10億分の1)ファラッド。マイナス55度の低温から125度の高温まで安定して動作できる。同サイズで同様の特性を持つ従来製品の静電容量は10ナノファラッドだった。

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