
アスクルは3日、サイバー攻撃を受けて停止していた法人向け通販「ASKUL」を再開したと発表した。これまで大企業や一部法人に限ってファクスなどで受注していた。全ての顧客がウェブサイト経由で注文できるようにした。
アスクルが在庫を持つ製品については、針やシリンジなどの医療向け用品500製品は単品でも受けつける。メーカーなどが直接送る製品は、従来通りとなる約1450万製品を受注する。現時点では通常時よりも配送日数はかかる。
アスクルは10月19日にランサムウエア(身代金要求型ウイルス)に感染し、通販サイトを停止していた。11月度(10月21日〜11月20日)の売上高は前年同月度比で95%減となった。個人向け通販「LOHACO(ロハコ)」の再開は、ASKULの本格復旧の後になる。
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