「次世代版SHaiN」を説明するタレントアンドアセスメントの山崎俊明社長(3日、東京都文京区)

AI面接サービスを手掛けるタレントアンドアセスメント(東京・港)は3日、人工知能(AI)開発のPKSHA Technology(パークシャテクノロジー)と共同で開発した対話型AI面接サービス「次世代版SHaiN(シャイン)」の提供を始めたと発表した。従来サービスから利便性を高め、導入企業を増やす。

シャインは2017年から企業向けに提供しているサービス。AIが採用面接を行い、受検者の主体性やコミュニケーション能力などを分析して点数を出す。採用担当者は点数を基に合否を判断する。

新たに発表したサービスはAIエンジンをパークシャ製に切り替え、受検者が面接で質問に答えやすいよう会話を滑らかにした。従来は決まった数の質問を投げかけていたが、AIの判断で不要な質問を飛ばせるようにした。24年12月にパークシャと資本業務提携を結んでおり、10カ月かけて共同開発した。

価格は面接1件につき5000円、アルバイトの面接は1000円。現在、シャインは日本郵便やNTTドコモなど927社が導入している。26年度までに1500社での導入と売り上げ倍増を目指す。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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