CRAZYがウエディング事業を手掛ける横浜マリンタワー(横浜市)

結婚式場を運営するCRAZY(東京・渋谷)は4日、横浜マリンタワー内でスタイルズ(同・中央)が手掛けていた結婚式とレストランの事業を買収したと発表した。買収額は明らかにしていない。年間の結婚式の実施件数は、事業承継前の7割増を目指す。

マリンタワー内に入る結婚式場は最大80人を収容するチャペルと披露宴会場を1つずつ備えるが、実施件数は減少が続いていた。

CRAZYが事業承継した横浜マリンタワー内の結婚式場(改装後のイメージ)

足元で年間120組ほどだった結婚式の実施件数を、CRAZYは200組まで増やすことを目指す。2026年3〜5月には式場を一時閉館し、6月に改装開業して集客につなげる。同じマリンタワー内でスタイルズが運営していたレストランの事業も引き継ぐ。

婚姻件数の減少などを理由に、経営難に陥る結婚式場は多い。CRAZYの森山和彦社長は「今後は少なくとも年に1〜2店舗ずつ結婚式場の買収を進め、事業を再生していく」と話す。

CRAZYは東京・表参道に結婚式場を1店舗持つほか、26年1月には横浜みなとみらい21地区の商業施設「横浜ティンバーワーフ」内に新たな式場とレストランの開業を予定している。

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