
日本自動車輸入組合(JAIA)が4日に発表した11月の輸入車の電気自動車(EV)販売台数(日本メーカー車除く)は、前年同月比9%増の2390台だった。13カ月連続のプラスで、シェア率は13%だった。テスラなど輸入EVが国内のEV販売をけん引している。
テスラは国内での販売台数を公表していないが、同社が大半を占める「その他」は前年同月比74%増の907台だった。「その他」の1月からの累計販売台数は前年同期比2.1倍の1万98台で、初めて年間販売台数が1万台を超えた。
中国・比亜迪(BYD)は前年同月比77%増の210台だった。韓国・現代自動車(ヒョンデ)は小型EVの「インスター」が好調で、前年同月比約3倍の106台だった。EVを中心に販売する輸入メーカーの伸びが顕著だ。
全体の輸入車販売台数(日本メーカー車除く)は、前年同月比1%増の1万8464台だった。11カ月連続のプラスだった。ブランド別にみると、首位は独メルセデス・ベンツの4399台(5%減)で、2位が独BMWの2578台(20%減)、3位が独フォルクスワーゲンの2125台(8%増)だった。
乗用車の価格帯別では1000万円以上が13%減の3094台、400万円以上1000万円未満が5%増の1万1563台、400万円未満が21%増の3374台だった。
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