
セコム山陰(松江市)は、ランサムウエア(身代金要求型ウイルス)によるサイバー攻撃への企業の対策を支援するサービスを開始した。情報セキュリティー上のリスクを調査し、被害発生時の対応をサポートする。人員不足などで対策を取りにくい山陰の中小企業などを支援する。
「情報セキュリティパートナーサービス」の名称で始めた。顧客企業のリスクを調査して必要な対策を洗い出し、脆弱性の有無を継続してチェックする管理業務なども請け負う。
リスク調査は30万円から。管理サービスなどの費用は個別に見積もる。2年間で契約50件、売上高2000万円程度をめざす。
担当者がすぐ訪問できる地域密着型で、島根、鳥取の山陰の顧客を開拓する。機械警備による入室管理や事業継続計画(BCP)策定支援など、セコムのサービスと組み合わせた対策が提供できるのも強みだ。
山陰の中小企業は人員不足などでサイバー防衛対策に手が回っていないところも多いとみられる。「被害を想定した備えの必要性は高まっている。企業が安心して事業に集中できる環境を提供したい」(速水孝取締役)としている。
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