タカラトミーは5日、大人を対象にしたミニカー「トミカ」のイベントを東京都内で初めて開いた。トミカの展示や販売のほか、6〜7日には自動車メーカーのスポーツカー担当者らを招いた講演も予定する。イベントを通じてブランド力を高め、新規顧客の開拓につなげる。
入場は無料でJR秋葉原駅に近いイベント会場「アキバ・スクエア」（東京・千代田）で、7日まで開く。会場ではトヨタが同日公開したスポーツ車の新車種をモデルにしたトミカのサンプルも展示する。同商品の発売時期は未定だ。
タカラトミーはこれまで子どもがミニカーで遊べるイベントを開いてきたが、大人のファンを対象にした催しは初めてだ。トミカは発売から55周年を迎え、これまでに累計1万種以上を展開している。販売数は累計10億台を超えた。
同日会場で開いた開会式で、同社ブランドビジネス本部の竹内俊介上席執行役員は「ミニカーの枠を超え、本物の車が与えてくれるようなときめきをたくさんの人に届けていきたい」と話した。
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