東芝エネルギーシステムズが実証実験を行うサウジアラビアの風力発電設備実証サイト

東芝子会社の東芝エネルギーシステムズ(東芝ESS)は5日、太陽光発電と風力発電、蓄電池を統合管理して電力を安定供給するシステムの実証実験をサウジアラビアで実施すると発表した。実証を通して現地政府や関連機関にシステムの有効性を示す。同国を中心に、エネルギーマネジメントシステムの導入拡大を目指す。

サウジアラビアの首都リヤドの郊外に位置する風力発電設備の実証サイトに、太陽光パネルと蓄電池を設置。出力が変動しやすい風力と太陽光を、蓄電池も活用して東芝ESSのシステムで統合管理する。2028年5月の実証完了を目指す。

建設コンサルタントのオリエンタルコンサルタンツグローバル(東京・新宿)が実証全体の工程管理などを担い、東芝ESSと共同で実証にあたる。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)も支援する。

サウジアラビアは人口増により電力需要が高まっており「同国におけるエネルギーマネジメントシステムの普及拡大につながるのを期待する」(東芝ESS)という。

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