定例記者会見で、記者の質問に答える小池百合子知事=新宿区西新宿2の都庁で2025年12月5日午後2時2分、遠藤龍撮影

 東京都と道府県の税収格差が広がっているとして、政府・与党が地方税の偏在是正策の導入を検討していることについて、東京都の小池百合子知事は「偏在というならば、どこに偏在があるのか」と批判しました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「小池都知事が地方税の偏在是正策を批判」を解説します。

Q 政府はどんな対策を考えているの?

A 政府・与党は、都の地方法人課税と固定資産税の一部を、他の地方に回すことを検討していると報道されています。

Q 小池知事はどう思っているの?

A 小池知事は「地方分権に逆行する極めて不合理なもの」「東京を狙い撃ちし、一方的に収奪して他の自治体に分配をするということは、地方自治の根幹を否定するものに他ならない」と反論し、東京都の取り組みを紹介しました。

Q どんな取り組みをしているの?

A 都は高校の授業料や給食費の無償化など子育て支援施策に力を入れています。一部からは他の道府県より恵まれた施策で、税収格差が原因だという指摘もありますが、小池知事は「国の責任で実施すべきものを(都が)先駆的に取り組んできて、全国に広がっている」と述べました。

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