スズキがインドで稼働したバイオガス精製工場

スズキは9日、インドでバイオガスを精製・販売する工場を稼働したと発表した。インドに多い牛のふん尿から圧縮天然ガス(CNG)車の燃料となるバイオガスを精製する。同国のエネルギー自給率向上とカーボンニュートラル(温暖化ガス排出実質ゼロ)の実現を後押しする。

インド乳業大手バナスデイリーなどと共同で稼働した。工場はインド西部グジャラート州のバナスカンタ地域に位置する。1日当たりの生産能力は最大約1.5トンで、約850台のCNG車が1日に60キロメートル走行できる分の燃料量に相当する。

精製工場では有機肥料も生産・販売する。スズキの鈴木俊宏社長は「インドの農村の持つ豊富な資源を有効活用することで、カーボンニュートラルで循環型の社会の実現に向け取り組む」とコメントした。

【関連記事】

  • ・11月車名別販売、ホンダ「N-BOX」2カ月ぶり首位
  • ・スズキ、インドにEV充電10万カ所 新車発売控え13社と連携
  • ・スズキ、リニア設備検査ロボを公開 国際ロボット展で
BUSINESS DAILY by NIKKEI

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。