
環境に配慮した製品や技術を集めた展示会「エコプロ2025」(日本経済新聞社などが主催)が10日、東京ビッグサイト(東京・江東)で開幕した。企業や団体が、循環経済や再生可能エネルギーといった脱炭素につながる技術を展示する。12日までの期間中に約6万5000人の来場を見込む。
エコプロは27回目で入場は無料。環境や自然災害対策、インフラ技術などの総合展示会で、約450社・団体が参加する「SDGs Week EXPO 2025」の一つの展示会として開催する。
導電材料の加工を手掛ける昭和製線(大阪府富田林市)は、ソーラー発電ベンチ「そらいす」の次世代型を展示する。燃やして廃棄できる太陽光パネルを屋根に、蓄電池を座面裏にそれぞれ配置。初代は大阪・関西万博でも設置され、のべ4万7000人がスマホ充電などに利用した。
中越パルプ工業はプラスチック部品に代わって脱炭素実現につながると期待される次世代素材「セルロースナノファイバー」や、日本の竹だけで作った「竹紙」を紹介する。エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は地熱発電の可能性を楽しく学べるよう映像やモデルを展示する。
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