森永乳業は10日、乳飲料「マウントレーニア」シリーズに取り付けている茶色のオーバーキャップ（上蓋）の素材をバージンプラスチックからリサイクルプラスチック含有のものに順次切り替えると発表した。同社の家庭用商品では初の取り組みとなる。年間約190トンのバージンプラスチック削減と約120トンの二酸化炭素（CO2）排出量の削減を見込む。
使用するのは消費者によって一度使用されたプラスチック製品や、プラスチック廃棄物を回収して再び原材料としてリサイクルしたプラスチック。茶色以外のオーバーキャップは対象外となる。
森永乳業グループは「サステナビリティ中長期計画2030」を進めていて、「食とウェルビーイング」「資源と環境」「人と社会」の3つのテーマを軸に活動する。限りある資源の有効活用のため、3R（リデュース、リユース、リサイクル）を推進し、石油由来のバージンプラスチックの削減に取り組んでいる。
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