
サトウ食品は10日、パックご飯「サトウのごはん」を2026年3月2日出荷分から値上げすると発表した。シリーズ全47商品を対象に平均12%引き上げる。主力の「新潟県産コシヒカリ」(200グラム)は現在の263円(税別)を296円(同)に改定する。値上げ発表は今年3度目で、25年当初比で4割高くなる。
「新潟県産新之助」(150グラム)は302円(税別)から341円(同)に、「新潟県魚沼産こしひかり」(150グラム)は307円(税別)から346円(同)にそれぞれ引き上げる。
同社は直近では10月にパックご飯の全商品を11〜17%値上げした。JAが農家からコメを集める際に支払う前払い金(概算金)の高騰などで想定した以上に原料米の調達価格が高くなっているといい、再度の値上げに踏み切る。
パックご飯と併せて、同社の包装餅も来年3月2日出荷分から値上げする。「サトウの切り餅」と「サトウのまる餅」シリーズの30商品を対象に約16%値上げする。「サトウの切り餅 パリッとスリット」(400グラム)の場合、現在の724円(税別)を843円(同)に改定する。25年当初の値段と比較すると51%の値上げとなる。
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