
静岡市は10日、健康寿命や老化の研究を手掛ける一般財団法人ASAGI Labs(アサギラボス、長野県軽井沢町)と包括連携協定を結んだ。市内で健康寿命の延伸に向けたイベントを開くほか、データの収集・活用による基礎研究の推進、新産業の創出や企業誘致などに協力して取り組む。
静岡市の難波喬司市長は協定締結式で「静岡を実証のフィールドとして使っていただき、健康寿命をさらに延ばすことにつなげたい」と述べた。アサギラボスは今後、同市内でプロジェクトを立ち上げ、企業の参画を募る。
アサギラボスは2024年に設立。これまでに静岡県富士宮市や藤枝市と協定を結んでおり、健康寿命が22年時点で全国首位の静岡県に注目してきた。26年も県内自治体との連携を広げ、静岡県を中心に研究活動を進める方針だ。
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