ピエトロは単行本型のレトルト食品2種を開発した(福岡市)

ドレッシング製造のピエトロは10日、レトルト商品を発売した。福岡県の名産品を用い、単行本のようなパッケージに仕立てた。ANAホールディングス(HD)傘下のANAあきんど(東京・中央)と組み、福岡空港などで販売する。国内線利用者の土産物需要を取り込むとともに、全国でピエトロの認知度向上をはかる。

開発したのは「おいしいの見つけ方 博多明太子のクリームパスタソース 」(756 円)と「福岡県朝倉市のさらさらごんぼのポタージュ」(648円)の2種。それぞれ福岡県産のめんたいことごぼうを使用している。

書籍売り場のように商品を並べられる(福岡市)

外箱は単行本に使われるB6判サイズで、ハードカバーの本のように1ページを見開きにできるように工夫。「おいしいの見つけ方」と題した短編エッセーを掲載し、調理中の待ち時間などに読めるようにした。担当者は「1年以上かけて開発した。短編を読む体験を通して食事を楽しんでほしい」と話す。

販路ではANAあきんどと連携し、空港内の土産店を開拓。2025年内は福岡空港の「ANAFESTA」3店舗で販売する。26年以降は主要駅や空港など販売店を広げていく。

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