ビズリーチのビジョナルの業績が好調だ

ビジョナルが11日発表した2025年8〜10月期の連結決算は、純利益が前年同期比35%増の54億円だった。純利益は同期間として過去最高だった。幅広い職種で即戦力人材の引き合いが強く、主力の転職サイト「ビズリーチ」の利用が伸びた。

末藤梨紗子最高財務責任者(CFO)は同日、日本経済新聞の取材に対し「高い通期目標を掲げる中、手応えのある好調なスタートだ」と述べた。26年7月期通期見通しは、期初予想(純利益で前期比1%増の160億円)を据え置いた。ビズリーチ事業では26年2月以降にヘッドハンター向けの利用料の値上げを予定するものの、入社決定までのリードタイムを考慮し、業績への反映は27年7月期以降になる見通しという。

8〜10月期の売上高は前年同期比25%増の233億円、営業利益は30%増の70億円だった。ビズリーチ事業の売上高は20%増の196億円となった。ビズリーチの累計導入企業数は10月末時点で4万社と、7月末から約1900社増えた。スカウト可能な会員数は319万人と約12万人増えた。

人材活用システム「HRMOS(ハーモス)」事業は各機能で導入企業数が増えた。買収した採用管理システムの運用会社を10月1日付で子会社化したことも増収に寄与した。

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