古河電気工業は11日、電力ケーブルを手掛ける中国子会社を同国の同業に売却すると発表した。譲渡価額は1000万元(約2億2000万円)。中国景気の鈍化や価格競争の激化で赤字が続き、売却を決めた。
超高圧電力ケーブルや付属部品を製造・販売する瀋陽古河電纜を売却する。2026年2月ごろに同社株の全持ち分を、電線・ケーブルの製造販売を手掛ける安徽偉光電纜に譲渡する。
瀋陽古河電纜の24年12月期の売上高は6億9900万元で、古河電工の中国における売上高の約1割にあたる。瀋陽古河電纜の24年12月期の最終損益は2800万元の赤字だった。
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