初めて開発したビールを持つ崎陽軒の加藤由紀子取締役(右から2人目)や横浜ビール醸造所の田口久司常務(中央)ら=横浜市西区で2025年12月9日午後4時16分、蓬田正志撮影

 崎陽軒(横浜市西区)は初のオリジナルビール「横濱ライスラガー」を開発したと発表した。横浜ビール醸造所(中区)の協力で、駅弁「シウマイ弁当」の製造過程で出た規格外の「俵型ごはん」などを原材料に使用した。11日から一部の路面店などで数量限定販売している。

 崎陽軒によると、本社工場では1日に約1万2000個のシウマイ弁当を製造している。白米は俵型に成形して折り詰めするが、その過程で形が崩れるなどして使用できない規格外が約100個分発生しているという。

 こうした白米は肥料や燃料にリサイクルしていたが、ビール造りにも生かせることが分かり、1年がかりで開発した。麦芽と共に醸造し、同社が販売する緑茶の茶葉で香り付けした。すっきりとした味わいで、シウマイと一緒に楽しめるという。

 1本330ミリリットルで税込み770円。問い合わせは、お客様相談室(0120・882・380)へ。【蓬田正志】

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