政府が食料品価格高騰対策として推奨する「おこめ券」を巡って、配布を担う自治体側から離脱表明や異論が相次いでいます。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「おこめ券と自治体の対応」を解説します。
Q おこめ券って聞いたよ。どんなものなの?
A おこめ券は、全国のお米屋さんやスーパーなどでお米と引き換えられる券です。1枚500円分ですが、手数料がかかるため、実際に使えるのは440円分にとどまります。
Q どうして今、おこめ券が話題なの?
A 鈴木憲和農相の提唱で、政府の総合経済対策のメニューとして急浮上したからです。今年度補正予算案で、自治体が自由に使える「重点支援地方交付金」の一部が、おこめ券の配布を含む特別枠となりました。
Q おこめ券以外の方法もあるのかな。
A 自治体の判断でおこめ券以外の事業に交付金を使うことも可能で、現金や電子クーポン、ギフトカードなどを配ることを検討している自治体もあります。
Q おこめ券が不評なのはなぜなんだっけ。
A おこめ券は発行や配布に手間や費用がかかるうえ、手数料で市民が受け取れる金額が減ってしまうため、自治体からは「満額を市民に振り込んだ方がよい」という意見が出ています。
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