牧野フライス製作所

アジア系投資ファンドのMBKパートナーズは12日、牧野フライス製作所に対するTOB(株式公開買い付け)の開始時期を延期すると発表した。米国や中国など各国での競争法上の手続きなどが完了していないためだという。当初は12月上旬までにTOBを始める予定としていた。

米国の政府機関が10月から一部閉鎖したことなどの影響を受けた。米国のほか、中国やフランス、イタリアでも手続きが終わっていない。米国では2026年3月上旬までに手続きが完了する見通し。

MBKは25年6月にTOBを通じて牧野フライスを買収すると発表していた。価格は1株1万1751円。MBKは完全子会社化を目指しており、買収が実現すれば牧野フライスは上場廃止となる。

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