
テレビCM制作などのAOI Pro.(東京・港)とウェブサイト制作などのホットファクトリー(大阪市)は、長崎市内に設立した共同出資会社の事業を2026年1月に始める。両社が手がける案件のほか、長崎の魅力を発信するコンテンツ制作など地域で作った仕事に取り組んでいく。インターンやアルバイトで学生にも参加してもらい、人材育成を図る。
2社の共同出資会社「つなぐ」を11月に設立しており、長崎県、長崎市を含む計5者で12日立地協定を結んだ。つなぐの資本金は1000万円。両社からの出向に加え、新卒やUターン採用を進め、5年で60人規模にする方針だ。長崎市内の拠点「つなぐベース」では学生らに仕事を知ってもらうセミナーや講習会も開く。
12日の調印式でつなぐの鳥居碧社長は「長崎の優秀な学生たちを巻き込んで、まちの魅力を発信するプロジェクトを立ち上げていきたい」と話した。
長崎市の鈴木史朗市長は「人口減少の要因は若者の流出。若者が能力を発揮して夢をかなえられる場を作っていただけることは、長崎にとって大きなチャンス」と話した。
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